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CN通信2015年

2015年9月1日付交通新聞に掲載されました(協力会社技術競技会)

【NO.140】2015.09.03

2015年9月1日付の交通新聞に、先日行われた「第1回 協力会社保線技術競技会」の模様が掲載されました。以下掲載内容です。
「シーエヌ建設 協力会社保線技術競技会」
シーエヌ建設は8月18日、笠寺駅構内で「第1回協力会社保線技術競技会」を開催した。同社のほか在来線軌道の協力会社10社がそろい、各社代表の熟練技能者らがそれぞれの技術力を駆使し、いかに速く正確に保線作業ができるか匠(たくみ)の技を競った。最近の保線工事で技術的ミスによる施工不良などが発生したことを受け、確認行為のルールや施工方法などが正しく行われているかを再確認するのが目的。JR東海の保線区社員を含む約80人が参加し、シーエヌ建設の現場長と軌道工事管理者が審査を担当した。

競技では、50㌔レールの切断や穴あけ、60㌔レールの継ぎ目板の締結などのほか、さまざまな種類が混ざった継ぎ目ボルトやナット、ワッシャーの中から必要な物を選び出して正しく締結できるかを競った。審査項目には互いの声掛けや応答、熱中症防止対策なども含まれ、参加者たちは連携を取りながら真剣な表情で競技に臨んだ。会場の一角ではデジタル式標準ゲージや自動レール切断機など最新の機器類のメーカーが取り扱いを実演。また、長さ20㍍の60㌔レールを約10㌢の高さから安全靴甲ガードに落下させて、参加者たちが転倒時の危険性をあらためて確認した。
競技後のあいさつで、山口善久社長は近年の施工不良の発生などの事象に触れて「施工者として計画時の確認行為のルールの再徹底や点呼での着実な指示、現場での”声掛け・応答確認”を愚直にやることが大切」と注意を促した。