令和３年３月２４日、東海道新幹線の高架下ささしまオフィス新築工事が竣工しました。この工事は令和２年４月より着工、空頭制限のある新幹線高架下において鉄道構造物への影響を考慮し、軽量かつ強度のある新開発のハイブリッド建材(炭素繊維+木材）を使用し施工しました。高架下オフィスでは初となる木造建築で、柱のない広いオープンスペースを確保し開放的で機能的なオフィスの空間を創出しました。工期や施工条件など様々な制限・制約が非常に厳しい状況の中、無事故無災害で工事を完遂しました。

在来線では初めてとなる金山駅ホーム可動さくの基礎工事を名古屋土木事務所が施工し完了しました。工事は旅客列車の最終から始発の列車間合いで、始発列車のお客様の利用に支障がないよう仮覆工の撤去・復旧を繰り返し、上りが270日、下りが250日を要しました。施工現場は桁式ホーム下での作業が多く、空頭が低い狭隘な環境なうえ目前を列車が通過する危険な箇所での作業でしたが無事故・無災害で完遂しました。

令和３年８月14日の豪雨により古虎渓駅構内で土砂流入が発生しました。8月14日～16日に多治見軌道事務所、多治見土木事務所、協力会社が職責を超え一致団結し、災害応急復旧工事を行いました。迅速かつ適切な対応により無事故・無災害で３日という短期間で復旧作業を完了し、列車を運行させることができました。