Safety Initiatives
安全への取り組み

安全は、
鉄道会社における使命です。

建設現場へ行くと「安全第一」の表示を見ることがあります。安全は工事に携わる人たちの決意であり、切なる願いです。ケガをしないさせない。そして鉄道会社として列車の運行に影響を与えないことが大切です。日々の工事を終えることで、何事もなく始発列車は運行されています。水鳥が水面を滑るがごとく進むその水面下では、必死に水かきを動かし続けています。その見えない水かきの動きこそが、私達の日々の安全に対する努力です。私達とは、当社社員とその仕事を支える協力会社社員の一人ひとりです。

01点呼の見える化

発注者より受注した工事を安全に施工するため、パートナーである協力会社の皆さんに施工内容等を正しく伝える必要があります。当社では社内ネットワークを活用し、全現場の点呼場にネットワーク端末、プロジェクター及びスクリーンを設置し、点呼を電子化しています。写真や図面を用いて点呼を「見える化」し、より見易く、より分かり易い伝達を可能にしています。また点呼執行内容を標準化した「点呼ツール(点呼のフォーマット)」を定め、全社員が漏れのない高いレベルの点呼ができるようにしています。電子点呼は全国他社からの視察も受け、高い評価をいただきました。

02安全大会

毎年、当社と協力会社で組織する事故防止協力会が主催する「安全大会」を毎年4月に開催しています。この大会は当社幹部ならびに現場の所長や協力会社の経営者が一堂に会し、一年間の安全の取組みを約束する場です。そこで安全衛生計画に基づいた重点実施項目の共有化を図り、それぞれの項目に基づき安全・安心な施工を行っています。
また、安全大会では前年度に無事故・無災害を達成した協力会社の安全表彰も行っています。

03事故事象から学ぶ

鉄道の作業現場には様々な危険が潜んでおり、危険の芽やリスクを日々摘み取ることが安全な現場施工に繋がっています。
近年、重大な事故や労災が身近で発生することが少なくなり、経験の浅い若手社員は現場で危険に気付かない可能性があります。過去発生した同種の重大事故を防止するために若手社員は積極的にKYやリスクアセスメントに取組み、過去の事故事例を学び、発表を行います。自分のこととして考え、理解することにより安全の知識と技術の向上を図っています。
当社では、社員の「気づき力」を向上し、業務を改善する目的で、年1回「CNイノベーション活動全社大会」を開催しています。安全衛生活動についても発表しており、最優秀チームは「JR東海グループ安全衛生活動交流大会」に出場します。
当社は「同交流大会」に平成24年度より3年連続、また令和3年度も最優秀賞を受賞し、関係会社の中でもレベルの高さを示しています。